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福島の菓子店と酒蔵がコラボスイーツ「酣プロジェクト」 第1弾お披露目

プロジェクト始動をアピールする福島県菓子工業組合理事長の神山修一さん(中央左)と、福島県酒造協同組合理事長の有賀義裕さん(中央右)

プロジェクト始動をアピールする福島県菓子工業組合理事長の神山修一さん(中央左)と、福島県酒造協同組合理事長の有賀義裕さん(中央右)

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 福島県内の菓子店と酒蔵がコラボしてスイーツを作る「酣(たけなわ)プロジェクト」が昨年12月に始動し、第1弾のお披露目会が3月24日、ザ・セレクトン福島(福島市太田町)で行われた。

二本松の菓子店「玉嶋屋」と「檜物屋酒造店」がコラボした「地酒ゼリー」

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 県内の菓子店9店と酒蔵12社が連携した同プロジェクト。きっかけについて、福島県菓子工業組合理事長の神山修一さんは「料理に隠し味で酒を入れるのを見て、スイーツにも酒を取り入れたらもっとおいしくなるのではと思い立案した」と振り返る。プロジェクト名の由来について、福島県酒造協同組合理事長の有賀義裕さんは「酒偏に甘いと書くということで、酒とスイーツの連携を表している。『宴もたけなわ』という意味から、甘いものと酒で宴もたけなわになればと思い命名した」と話す。

 同プロジェクトは各菓子店と酒蔵がペアになり商品を開発。日本酒や酒かすを使ったスイーツを作り、販売する。

 第1弾はどら焼きやカステラなどの和菓子と、プリンやマカロンなどの洋菓子計10商品がお披露目された。プロジェクトに参加する菓子店「玉嶋屋」(二本松市本町1)は、二本松の地酒を使ったゼリーを開発。店主の和田雅孝さんは「蔵元の味を生かしながら食べやすくし、銘柄ごとの味を楽しめるように作った。この商品を紹介できてうれしい。地元の盛り上げにもつながれば」と期待を込める。

 プロジェクトの商品は各菓子店で販売中。プロジェクトは来年以降、第2弾、第3弾も予定している。有賀さんは「スイーツと日本酒の相乗効果が生まれれば。日本酒のイメージアップに期待している」と意気込みを見せる。

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