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福島・開花を迎えた「花見山」へ臨時シャトルバス運行 感染症対策に合言葉

シャトルバス「花見山号」と、バスを利用するために列をつくる観光客ら(2017年撮影)

シャトルバス「花見山号」と、バスを利用するために列をつくる観光客ら(2017年撮影)

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 福島市の花の名所「花見山」(福島市渡利)に向かう観光客向けの臨時シャトルバス「花見山号」の運行が3月27日、運行を開始した。

蕾が色づき始めた花見山周辺の様子

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 花見山公園をはじめ、花卉(かき)農家が集まる花見山周辺地域。花の開花時期に来園する観光客向けに、福島市役所観光コンベンション推進室に事務局を置く「花見山観光振興協議会」などが交通規制や同バスの運行を行っている。昨年はコロナ感染対策のため、観光の受け入れを中止。同バスの運行も休止していた。

「花見山シャトルバス」と書かれたバスフロントマスクを掲げて走る同バス。福島駅から同園の臨時駐車場までを走る。コロナが流行する前の2019年には3万5000人が利用。同推進室の羽田周平さんは「今年の利用者数は減少するのでは」と話す。

 感染対策として同園の入り口、通路の分岐点、花見山頂上などに消毒液を設置したほか、合言葉「みんなで守ろう『は・な・み・や・ま』」も作った。合言葉は花見山の各文字に「はなれて散策」「なるべく混雑を避けて」「みんなで検温と消毒」「やめよう密の発生」「マスク着用の徹底」の意味を持たせたもの。羽田さんは「観光客の印象に残るよう工夫した。感染症対策に確実に協力してほしい」と話す。

 「感染症に注意しながら、花を楽しんで欲しい」と羽田さん。「4月3日からはマイカー臨時駐車場を『あぶくま親水公園』に設け、シャトルバスも運行する。そちらも利用してもらえれば」とも。

花見山周辺の交通規制は3月27日~4月18日の7時~17時。期間中、同バスは福島駅東口から9時~15時20分に運行。運賃(片道)は、大人=250円、小人=130円。

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