飲食店「夜&韻(よいん)」(福島市万世町、TEL 024-573-0076)がオープンして、11月18日でオープンから1カ月がたった。
店主の安藤勝利さんは、市内の飲食店に4年間勤めていた経歴を持つ。オープンのきっかけについて、安藤さんは「コロナ禍で飲食の道に進んだが、コロナ禍に関係なくやりがいを感じることができ、いつかは自分で店を持ちたいと思うようになった。コロナ禍も明けて自信をつけることができたので、独立に踏み切った」と話す。「一人で営業できる理想のテナント物件を見つけることができたタイミングだった」とも。
「おしゃれに楽しめる、気さくな飲食店」をコンセプトにする同店。「海鮮を中心に日本酒やワインに合う『粋』な料理を提供している」と安藤さん。看板メニューは、「カキ」(時価)、「サーモンといくらのレアカツ」(920円)。「海鮮は宮城県産をメインに取り扱っている。日本酒は宮城県の銘柄が多く、ワインはナチュラルワインをそろえているので、ミネラル感のある三陸地方のカキや甘い食味のみやぎサーモンとの相性もいい」と食材へのこだわりを語る。
店名の由来について、安藤さんは「『余韻』が語源。余韻の言葉の意味である、後に残る響きや味わいを夜にこの空間で過ごしてほしいという思いを込めて名付けた」と話す。席数は、カウンター6席、2人がけテーブル2卓の計10席。
オープンから1カ月がたち、安藤さんは「前の店のお客さまや知り合いが来てくれてうれしい。店内は落ち着いた雰囲気なので、若い人から年配の方まで、店を目的に『おしゃれをして行きたい』と思ってもらえるような店を目指したい」と意気込みを見せる。「今まで福島になかったような店にしたい」とも。
営業時間は17時~翌2時。