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福島市中町に「小さなパン屋 ブレ」 低温発酵、カフェスペースも

来店を呼びかける店主の野尻基晴(もとはる)さん

来店を呼びかける店主の野尻基晴(もとはる)さん

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 「ちいさなパン屋 ble(ブレ)」(福島市中町、TEL 050-8883-0533)が11月28日、福島市中町にオープンする。

「グリルチーズサンド」と総菜パン類

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 店主の野尻基晴(もとはる)さんは、市内で2年、郡山市で5年、パン店に勤め、自宅でもパン作りをするなど、約10年のパン製造経験を積む。オープンのきっかけについて、野尻さんは「『シェフ』という映画が好きで、その中に出てくるような、キューバサンドやグリルチーズサンドを焼きたてで提供する店を開きたかった。PC関連の仕事に就いたこともあったが、パンを勉強し直したくて、郡山のパン屋に勤めた後、オープンに至った」と話す。

 ブルーグレーと木のナチュラルな色合いを基調にする店内。壁紙や装飾、イラストや熊のオブジェなども野尻さんが手がけたものだという。「元々、紙粘土やフェルトを使ったクラフト作品も作っていた。DIYも好きで、店もパンも手作りしたかった」とも。カフェスペースは、カウンター4席を設ける。

 パンの種類は、食パン、総菜パン、ハード系パン、甘いパンなど常時約20種。低温で長時間発酵させる製法が特徴で、「しっとりとした食感で、小麦の甘味を感じる」という。「お薦め」は、焼きたてを提供する、自家製ローストポークを使った「キューバサンド」(600円)と、3種のチーズが入った「グリルチーズサンド」(400円)のホットサンド類。猫や熊など動物をかたどった「ねこ食パン」(400円)、「ねこちょこパン」(200円)、「くまサンド」(250円)なども販売する。

 「気軽に来られてほっこりできる、地域に根付いたパン屋になれたら」と野尻さん。

 営業時間は11時~18時。日曜・月曜定休。

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