「中華そば本内」(福島市本内)が福島市本内に12月1日、オープンした。
主に土木・建築業、清掃業、造園業などを営む福島市の「八巻興業」が初めて飲食業を手がける。オープンのきっかけについて、営業部長の宍戸秀規(ひでき)さんは「社長がラーメン好きで、いつか『昔ながらの中華そば』を提供するラーメン店を開きたいと、数年前から準備を進めてきた。調理師免許を持ち、飲食業経験のある社員2人が中心となって試行錯誤を重ねてきた」と話す。
以前、社員向けの弁当製造所だった同所を、ラーメン店に改装したという。白とブラウンを基調にした清潔感のある店内。席数は、カウンター16席、5人がけテーブル1卓、4人がけテーブル1卓、2人がけテーブル1卓の計27席。
メニューは「中華そば」(800円)、「チャーシュー麺(めん)」(1,100円)の2種と、煮卵、メンマ、ホウレン草、ネギ(以上100円)のトッピング類のみ。大盛りは100円追加。スープは、しょうゆベースで、伊達市の「玉鈴醤油(しょうゆ)」のしょうゆを使う。昆布、豚骨、鶏ガラでだしを取り、仕上げにサバ節、カタクチイワシ煮干し、宗田カツオ節をブレンドしたものを加えている。麺は、低加水のストレート。チャーシューは、オーブンで焼き上げる。和食の経験を持つ調理責任者の柳沼晶(あきら)さんは「だしは昆布をベースにしながら、節のうま味に負けないような、動物性のだしも取っている。チャーシューは、肉本来のプルッとした弾力と、かんだ時にジュワッと肉汁を感じるよう調理している。何度も食べられる味にしたかった」と話す。
柳沼さんは「シンプルだが、うまみのある食べ飽きない一杯。昔ながらの中華そばをぜひ味わってほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は11時~15時。火曜定休。