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福島・荒井に無人セルフ写真館「ジェニカ」 生成AI使い大学生が仕組み化

セルフ写真館「GENICA(ジェニカ)」内の様子

セルフ写真館「GENICA(ジェニカ)」内の様子

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 無人セルフ写真館「GENICA(ジェニカ)」(福島市荒井)が2月11日、「納屋カフェ椿」敷地内にオープンする。

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 セルフ写真館は、あらかじめ設置されたカメラや照明機材を使い、利用者が自らシャッターを切り、撮影した写真をその場で受け取れるサービス。韓国で近年台頭し、日本でも同様のスタイルを導入する店が増えている。

 店主の佐藤陸斗(りくと)さんは現在、大学3年生。大学で学んだプログラミングの基礎知識や生成AIを用い、予約・決済できるホームページや撮影画像をLINEで受け取れる仕組みを1年かけて開発した。オープンのきっかけについて、佐藤さんは「ネットでセルフ写真館のことを知った。幼い頃から写真を撮ることが趣味で、IoTにも興味があったので自分でも作れるのではないかと考えた」と話す。

 コンテナを改装したスタジオは、白を基調にしたシンプルな内装に仕上げた。1部屋のみで、広さは8畳。カメラ・照明・背景・撮影用小物・モニターなどを設置する。

 入館から画像受け取りまで、スタッフを介さずにサービスを提供する同館。予約時に発行される暗証番号を使って入館する。カメラマンやスタッフはおらず、利用者が自らリモコンでシャッターを切って撮影。時間内は何枚でも撮影でき、撮影後に最大20枚の画像を選択し、スマートフォンでQRコードを読み込むなどして、その場で画像データをLINEで受け取る。無人で運営することについて、佐藤さんは「利用者がSDカードやケーブルを使わず、なるべく簡単な操作によりLINEで撮影画像を受け取れる仕組みを作るのが一番苦労した」と話す。

 「人数が増えても料金は同額で、ペット同伴もOK。手頃な料金で、貸し切り撮影できるので、家族や友人、ペットとの思い出作りに気軽に利用してもらえたら」と呼びかける。

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