「蕎麦（そば）割烹HONDY（ホンディー）」（福島市吉倉、TEL 080-9636-5316）が2月13日、福島市吉倉にオープンした。

　店主の本田孝幸さんは高校卒業後に上京。都内の調理学校に通い、卒業後は江戸前そば店や日本料理店を中心に約17年間勤めた。オープンのきっかけについて、本田さんは「東京オリンピックが終わったら福島に戻ることを予定していたが、コロナ禍で延期されたのを機に福島に戻った。しばらくは、家業のそば店を手伝っていたが、お客さまからの声がけと自分の料理を高めるため市内の日本料理店に勤めた。当分はそこで研さんを積もうと思っていたが会社都合で店を閉めることになり、それなら自分で店を出そうと思い、オープンに踏み切った」と話す。

　出店場所は「そば処 花月庵」跡。店内は、カウンター6席、2人がけテーブル1卓、4人がけテーブル2卓、6人がけ座敷2卓の計28席。「今まで、カウンターで料理をしながら提供するスタイルでやってきたことから、カウンターキッチンにはこだわった。作っているところを近くで見るライブ感も楽しんでいただければ」と本田さん。

　「蕎麦割烹」を掲げ、江戸前そばや日本料理を提供する同店。メニューは「せいろ」（900円）、「胡麻（ごま）ダレせいろ」（1,200円）、「鴨せいろ」（1,600円）のほか、夜営業では「コース料理」（3,800円～）を提供。本田さんは「そばは江戸前がベース。外一で打つ石臼びき自家製粉の江戸前手打ちそばは、ひきたてならではの香りと風味を味わうことができる。ぜひ味わってほしい」と話す。「コース料理の一品目には『蕎麦豆腐』を提供する。そばの特徴を生かした、今までにない料理を作りたいと思い、そばと日本料理人である自分ならではメニューを作り上げることができた。新しい体験を届けられれば」とも。

　本田さんは「昼と夜で営業形態が違う。家族や会社の接待、特別な日のディナーなど、さまざまなシーンで利用していただけたら」と話す。「多くの人に知ってもらい、足を運んでもらえるように頑張りたい」と意気込みを見せる。

　営業時間は、ランチ＝11時～14時30分、ディナー＝18時～22時。水曜定休。