たはら鍼灸接骨院（福島市渡利、TEL 024-573-6962）が3月24日にオープンする。

　院長は福島市出身の大田原一輝さん。大田原さんは「学生時代、友人がけがをして、そのけがの『痛み』が原因で思うようなパフォーマンスができなかったことをそばで見ていて、スポーツ現場や日常で同じような人がいた時に支えられる人間になりたいと思い、鍼灸（しんきゅう）師と柔道整復師を目指すようになった」と振り返る。大田原さんは、はり師ときゅう師・柔道整復師の国家資格を持つ。

　高校卒業後、郡山の専門学校に進学。卒業後、東京都内の接骨院と福島市内の接骨院に勤めた。「学生時代から世話になっていた市内の接骨院で約10年間、修業した。知識と技術、仕事の向き合い方まで多くのことを学ばせてもらったおかげで自信を付けることができた。10年目を節目に独立に踏み切った」と開業のきっかけを話す。

　「この業界を目指すきっかけでもあり、患者の痛みにできる限り寄り添うことを大切にしている」と大田原さん。出店場所は国道114号線沿い、渡利地区周辺にこだわった。「近くには中学・高校がいくつかあり、部活終わりの生徒でも通いやすい場所を探していた。国道沿いなので、交通の便も良く、飯野町や川俣町の人の体の悩みもサポートできれば」と大田原さん。

　3月20日には内覧会も開く。大田原さんは「開渡利地区に住んでいる近所の人たちにも、どんな接骨院ができたのかを知ってもらう機会となれば。気軽に足を運んでほしい」と呼びかける。

　今後について、大田原さんは「市内の鍼灸院・接骨院と連携して、少しでも体の悩みの改善に取り組んでいければ」と話す。

　営業時間は、9時～12時、15時～20時（土曜の午後は14時～17時）。日曜定休。内覧会は3月20日、9時～18時。