
冬季閉鎖を経て、磐梯吾妻スカイラインが4月25日に開通し、同日から浄土平レストハウス(福島市土湯温泉町鷲倉山、TEL 0242‐64-2100)も今季の営業を始めた。
開通日は、風が強かったものの、登山を楽しむ人や、名所「魔女の瞳」を目指す観光客の姿も見られ、地元住民をはじめ隣県からの来場者も訪れた。浄土平レストハウス統括責任者の渡辺正幸さんは「明日以降が本番。例年通りの感触を得ている」と話す。
今年は売店での支払い方法を刷新し、従来の現金のみの対応から、クレジットカードやQR決済にも対応可能となった。「食堂や売店、催事場では福島県内の業者が出店し、県内の特産品や情報を発信している。何か分からないことがあれば、気軽にスタッフに話しかけてほしい。福島の魅力を深く伝えることができれば」と渡辺さん。
レストランでは昨年に続き「フクシマギフターズ」と連携した週替わりの丼メニューやリニューアルした福島の食材を生かしたメニューを用意する。主なメニューは「魔女の瞳らぁめん」(1,500円)、「たけやと笑夢セット」(1,800円)、「いかにんじんコロッケ」(400円)など。席数は75席に加え、2階には200席規模の休憩スペースも用意し、弁当の持ち込みも可能。
開通を迎え、渡辺さんは「福島と会津をつなぐ交通ラインとして、またドライブインとして多くの人に活用してほしい」と話す。「インバウンドによる外国からの訪日客にも配慮し、多言語対応や決済方法の充実を進めているので、多くの人に利用いただきたい」とも。
営業時間は9時~16時。