
福島市の公園施設「四季の里」(福島市荒井、TEL 024-593-0101)で9月27日・28日の両日、「四季の里 秋フェス THE FOUR(ザ・フォー)」が開催される。開園30周年を記念し「花・もの・農・コーヒー」4つのテーマを軸に、市内から4つのイベントが集結する。
四季の里は1995(平成7)年に開園。フランス庭園様式の円形花壇やバラ・ハーブ園など四季折々の風景を楽しめ、工芸品の販売・体験や農作物や農産加工品の製造・販売を行う施設や遊び場などを備え、家族連れを中心に親しまれてきた。同施設スタッフの齋藤善浩(よしひろ)さんは「30周年の節目となるイベント。これまで市内各地で開催されてきた人気イベントが一堂に集まるのは初めて。さまざまな世代の人に楽しんでもらえたら」と話す。
イベントは、「ふくしま蚤(のみ)の市」「THE COFFEE’S(ザ・コーヒーズ)」「Flower Days(フラワーデイズ)」「あづま山麓ファーマーズマルシェ」の4つがコラボレーションし、会場に約40店が出店する。
「ふくしま蚤の市」には、古道具やアンティーク雑貨の店が集まり、家具や食器、レトロ小物などが並ぶ。「掘り出し物を探す楽しさがあるエリアになる」という。
「ザ・コーヒーズ」には、地元のコーヒーロースタリーやカフェ、菓子・パン店が出店し、コーヒーと相性の良いスイーツやパンもそろえる。秋空の下でいれたての香りを楽しめる。「コーヒーを軸に、地域のカルチャーとも出合えるエリアになる」という。
「フラワーデイズ」は、花農家やフラワー・グリーンショップが集まり、季節の生花やドライフラワー、観葉植物などが並ぶ。花束や鉢植え、インテリアとして楽しめるアイテムもそろい、「『花の街ふくしま』の魅力とともに、日常に彩りを添えるエリアになる」という。
「あづま山麓ファーマーズマルシェ」では、地元の農家や生産者が育てた農作物のほか、ジャム、ジェラート、甘酒、フルーツドリンクなどの手づくり加工品を販売。地元酒蔵や醸造所による日本酒やワインの販売もあり、「福島の食の恵みを味わえるエリアになる」という。
キッチンカーでは、ハンバーガーやオムレツ、カレーなどの温かいフードメニューも販売予定。
齋藤さんは「福島の魅力ある人や店、生産者が集まるので、直接交流しながら買い物や園内の雰囲気を楽しんでもらえたら」と話す。「春夏秋冬と周年イベントを開催するが、今回は趣向を変えた新しいスタイル。秋を感じる気候に恵まれて、たくさんの人に訪れてもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~16時。入場無料。