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不動産店「ランドマーク福島店」店頭に野菜直売ロッカー

「ランドマーク福島店」スタッフの鈴木冬美さん

「ランドマーク福島店」スタッフの鈴木冬美さん

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 不動産店「ランドマーク福島店」(福島市北五老内町)の店舗前に9月9日、野菜の直売ロッカーが設置された。並ぶのは、同社社長が趣味で育てた自家栽培の新鮮な野菜。通勤途中の会社員や近隣住民が足を止め、購入する姿も多く見られる。

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 ランドマークは伊達市保原に本店を構え、福島市と2拠点体制で不動産仲介・売買を手がけている。今回の取り組みは、「住まいだけでなく食からも暮らしを支えたいという思いから始めた」という。広報の鈴木冬美さんは「衣食住の『住』を担う立場として、『食』へのアプローチも自然な流れだった」と話す。

 設置のきっかけは、社長が伊達市保原の畑で栽培する野菜のおいしさにスタッフが日頃から親しんでいたこと。以前は岡部地区に野菜ロッカーを設けていたが、人通りが多く目に触れやすい福島店前に場所を移した。

 直売ロッカーでは、季節に応じて4~5種類の野菜を販売。現在はナス(秋ナス)、ピーマン、カボチャ、ニンニク、オクラなどを並べ、全て社長自ら収穫し納品している。価格は市場価格よりも抑えている。

 設置から3週間が経過した現在、信号待ちの人や近隣企業、郵便局利用者、近所の住民など、さまざまな層が利用しているという。

 今後について、鈴木さんは「インスタグラムで野菜とともに家庭向けのレシピ発信を予定している。野菜がきっかけで地域の方との距離が縮まり、気軽に店に立ち寄ってもらえるようになれば」と期待を寄せる。

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