
福島の「福島テルサ」(福島市上町)で10月5日、県内のアパレルショップスタッフによる私物販売イベント「タウンクラフト」が開催される。開催は今年で3回目。
同イベントは、県内のアパレルショップで働くスタッフが、愛用していたビンテージアイテムやこだわりの古着を出品する「私物販売型」の古着市。運営を担う「カツ亭 福島テルサ店」(上町)店主の吉成楽さんは「普通の古着市とはひと味違う、スタッフ一人一人のスタイルや価値観が垣間見えるような市にしたかった」と話す。
出店は、県内のアパレルショップ14店に加え、雑貨やフードの店舗も含めて全18店が参加。会場もこれまでの開催時に比べて約3倍の規模となり、出品される服の数も大幅に増える見込みだという。吉成さんは「若手で最近オープンした店も含め、福島にあるアパレルショップの魅力を知ってもらうきっかけになれば」と期待を寄せる。
会場では、スタッフがその場で出品アイテムについて説明しながら販売。気になる服は試着も可能で、「一点物との出合いを、スタッフとの会話も交えて楽しめるのが魅力」だという。
併設するフードエリアには、市内の飲食店が出店。イベントを通して「一日ゆっくりと楽しめる構成」にしたという。イベント終了後は、福島市内の複数の飲食店を会場にしたアフターパーティーも予定。各会場にはDJも入り、参加者とショップスタッフが音楽やファッションカルチャーを通じて交流できる仕掛けも用意する。
吉成さんは「買い物だけでなく、福島の服好き・店好き同士がつながれる空間になれば。お酒を片手に、服やカルチャーの話ができるような夜も楽しみにしてほしい」と話す。
開催時間は11時~17時。入場無料。アフターパーティーは同日夜、市内複数店舗で開催予定。