
福島市の文化通りで10月11日~13日の3日間、「文化通りお祭りグルメフェス2025」が開催される。開催は今年で4回目。
通り沿いの飲食店や小売店などの有志が集い、秋の恒例となった同イベント。委員長で、「ファッションバッグ サクヤ」店主の蒲倉正(ただし)さんは「コロナ禍明けに商店街ににぎわいをと始めた企画が、地域を巻き込んだ大きなイベントに成長してきた」と振り返る。
今年は過去最多となる約50店舗が出店予定。うち飲食店は約20店舗で、文化通り商店会会員の飲食店が手がける「限定グルメ」やオリジナルの弁当を販売。さらに昨年に続き、「やのうちクリニック」駐車場を会場としたキッチンカーエリアを設けるほか、一部店舗前でも商品販売を行う。
開催期間も昨年の2日間から3日間に延長。「土曜から月曜(祝日)までの開催となり、より多くの来場者の回遊を見込むことができる」と蒲倉さん。
昨年は、キッチンカーで販売した限定グルメやオリジナルの弁当が完売。蒲倉さんは「同日は『福島稲荷神社例大祭』も開催される。駅周辺の再開発が遅れる中、文化通りを含めたまちなかエリアが盛り上がる動線をつくりたい」と話す。
イベント期間中、通り沿いの店舗が、グルメのほかにも雑貨や日用品、クラフト品などの物販も行う。通りを歩きながら多彩なジャンルの出店者と触れ合えるのも、同フェスの魅力の一つだという。
蒲倉さんは「文化通りにとって、祭り以外にも人を集められるイベントが必要。今後はこのイベントに加え、新たな催しも創出していきたい」と意気込みを見せる。