鉄板焼き店「彩葉(いろは)」(福島市松川町、TEL 024-502-5950)が福島市松川町にオープンして、4月11日で2カ月がたつ。
店主の高荒紀明さんは、東京のIT企業に長年勤務した後、定年を機に3年前、故郷である福島市へUターン。飲食店が少ない地元の現状を目の当たりにし、「地域の活性化に貢献し、人が集まれる場所を作りたい」と脱サラして同店を開いた。飲食業は未経験だったが、東京・築地の知人の下で修業し、ノウハウを習得したという。
コンセプトは「アットホームな店」。主なメニューは、もんじゃ焼きとお好み焼き。お好み焼きは、近隣に工場が多く働く男性が多いことから、そばやうどんから選べる「食べ応え」のある「広島お好み焼き」(950円)や「豚玉お好み焼き」(800円)をランチでも提供する。
食材には地産のものを積極的に取り入れる。お好み焼きに使うマヨネーズは「佐藤養鶏場」の卵の黄身だけを使い、隠し味にからしを加えた自家製。「甘すぎずコクのある味わいに仕上げた」と高荒さん。父方の実家がある川俣町の特産「川俣しゃも」(350円~)の串焼きなども提供し、地域の魅力を伝える。
ランチタイムでは、高荒さんが東京の専門店から着想を得て再現した「さば飯し」(950円)を提供する。「お勧め さばめし作法」として、1杯目はサバをほぐしてご飯と混ぜ、2杯目は薬味を加えて、3杯目はわさびとほうじ茶で茶漬けにするという3段階の食べ方を提案。添えられた鮮魚のたたきをのせて味わうこともできる。
夜は居酒屋として、「大人が酒を楽しみつつ、子どもたちも食事ができる空間」を目指している。席数は、カウンター5席、4人がけテーブル4卓、4人がけ座敷2卓の計29席。「小さな子ども連れでも利用しやすいよう座敷を備えた」と高荒さん。
オープンから2カ月を振り返り、高荒さんは「地元の方から『おいしかった』と声をかけてもらえるのが何よりうれしい。常連も少しずつ増え、手応えを感じている」と話す。今後は外観の整備を進めるほか、テラス席でのペット同伴対応や学生向けの夏フェスイベントなども計画しているという。「地元に根差し、長く愛される店にしていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は、ランチ=11時~14時、ディナー=17時~22時。月曜・火曜定休。