
「お食事処こめつぶ」(二本松市郭内、TEL 024-2296-3135)がオープンして、4月9日で1カ月がたった。
店主の高宮唯奈さんは、市内の飲食店で約15年間勤めた経歴を持つ。オープンのきっかけについて、高宮さんは「もともと自分の店を持ちたいと考えていたが、料理に自信がなく、ためらっていた。そんな時、料理ができる元同僚に一緒にやらないかと声をかけたところ、快く引き受けてくれた。一緒に独立することでオープンに踏み切った」と話す。
店名については、「実家が米農家であることから、米を中心としたメニューを提供したいと考えた。私が小さいものが好きだったのと米を連想しやすいように『こめつぶ』と名付けた」と話す。席数は、カウンターとテーブル席、座敷席を合わせて計30席。
おにぎりや定食メニューを中心に提供する同店。高宮さん「お薦め」メニューは8種類の具材から選ぶことができる「おにぎり」(200円)、おにぎり2個に豚汁が付く「おにぎりセット」(500円)、「豚の角煮定食」(1,000円)。「米は福島県産コシヒカリを使っている。肉も国産にこだわっていて、日本のおいしいものをお客さまに届けたい」と高宮さん。
米の炊き方にもこだわりを見せる同店。「浸水時間を延長して、米粒の内部まで水を浸透させ、水切り後は表面の水分を蒸発させる。そうした後にガス釜の強い火力で炊き上げることで、米がふっくらと炊き上がる。こだわりの米をぜひ食べてほしい」
オープンから1カ月がたち、高宮さんは「お客さまからの反響が良くてうれしい。特に『豚の角煮定食』がランチだけで売り切れてしまうほど。今後は、飲み放題やメニューの追加、店舗で精米販売など、お客さまに喜んでもらえるような取り組みを積極的に行っていきたい」と意気込みを見せる。「時間外の営業や貸し切り、メニューにない料理の提供など、できる限りお客さまの要望に応えていきたいので、気軽に相談してほしい」とも。
営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=18時~23時。水曜と第2・4木曜定休。