福島トヨタクラウンアリーナ（福島市仁井田）で6月28日・29日の2日間、「ペットフェスふくしま2025」が初開催された。主催は、地域情報サイト「ぐるっと福島」などを運営するファンギミックス（大町）。

　イベントは、福島市、福島市教育委員会、福島市スポーツ振興公社が後援し、ジェイズプランが協賛、アクアレンタルコミュニケーションズが協力として参加した。開催のきっかけについて、ファンギミックスの村越芽生（めい）さんは「ペットを飼っている人だけでなく、そうでない人も楽しめるイベントとして企画した。動物や生き物に触れあう機会を提供し、親子で学びながら楽しめる場を目指した」と話す。

　会場にはペットグッズやフード、しつけ教室、医療相談、撮影ブースなど約50店が出展。ミニ水族館やアジリティー体験、ステージイベントなど、ペットに関するさまざまなコンテンツが展開された。

　両日とも天候に恵まれ、終日多くの家族連れや愛犬家でにぎわった。来場者からは「室内開催だったので、暑さを気にせず子どもと楽しむことができた」「ペットは飼っていないが、災害救助犬の実演や犬の運動会など、ステージ企画も見ていて楽しかった」などの声も聞かれた。

　来場者は福島市内を中心に、郡山、いわきなど県内各地のほか、宮城県や山形県など隣県からの参加も目立った。主催者発表では、2日間で延べ約9000人が来場したという。

　イベントを終え、ファンギミックス代表の森山大介さんは「初開催だったため集客の不安もあったが、出展者や関係者の皆さまの協力のおかげで、無事に終えることができた。お客さまからたくさんの喜びの声を頂けたことが何よりうれしい」と振り返る。