
セレクトショップ「kawl.(カウル)」(福島市宮下町1、TEL 024-572-4114)が8月14日、福島市宮下町に移転オープンする。
国内のデザイナーズブランドを中心に、靴やバッグから、アクセサリー、小物、古着まで幅広く取り扱う同店。店主の鈴木翔太郎さんは「普遍的で現代的な洋服から、コンセプトの強い個性的なアイテムまで、さまざまなスタイルをそろえている」と話す。
鈴木さんが森合で立ち上げた前店舗のオープンは2018(平成30年)年8月。約7年にわたって営業を続けてきたが、「取引先が増え、店内が手狭になってきたことが移転のきっかけ」と話す。
新店舗の広さは約35坪で、前店舗の約3倍。白と木を基調に「ヨーロッパのアトリエ」をイメージし、既存のコンクリート壁や配管もそのまま活用。「無機質さとぬくもりが共存する空間を演出した」という。商品は洋服常時約200点に加え、雑貨やアクセサリーなどを含めて計300点前後を展開。「余白を意識した陳列で、一点一点のアイテムが主役になるような店づくりを意識している」と鈴木さん。
移転オープンに先駆け、8月10日~12日の3日間は「プレオープンイベント」を開催。異業種とのコラボレーションによるポップアップを展開し、来店客との新たな交流の場にもなったという。「新店舗では今後、非日常感のある時間を提供するイベントにも取り組んでいきたい」と話す。
オープンを迎え、鈴木さんは「以前はマンツーマンの接客が中心だったが、今はお客さまが自分のペースでゆっくりと店内を楽しめるようになった。初めてお越しになる方にも気軽に足を運んでもらえたら」とも。
今後については、「選択肢が多い今の時代だからこそ、自分らしいスタイルに出合える店でありたい」と鈴木さん。「新しく訪れるお客さまにも、これまで支えてくれた常連の方にも、ワクワクする時間を届けられるような場所を目指していきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は12時~19時。火曜定休。