
アサイーボウル専門店「50Rose Cafe(フィフティーローズカフェ)」(福島市森合)が9月20日、福島・森合にオープンした。店主は伊達市出身で、現在大学2年生の菊池風輝(はやて)さん。
オープンのきっかけについて、菊池さんは「アサイーボウルが好きで食べ歩いていた時、大阪発の専門店『13Rose Cafe』に出合い、感銘を受けた。地元・福島でも広めたいと思い、すぐに本店のオーナーにフランチャイズ展開を直談判し、仕入れ先やレシピの協力を得て立ち上げることができた」と話す。
店名の「50」については、「『13Rose Cafe』の由来が「13本のバラ=友情」と聞き、数字に意味が込められていることを知った。そこからアイデアを得て、『50本のバラ=永遠』、永遠に続くように、永遠に愛されるようにという思いを込めて名付けた」と菊池さん。
関東の大学に在籍しながらも、福島での飲食店開業を決意。仕入れ先の協力を得ながら、約2カ月の準備期間でオープンにこぎ着けた菊池さん。初日には開店前に最大約35人が列をつくったという。
店内は白とピンクを基調とした「フォトジェニック」な空間に仕上げる。席数はテーブル6席で、テイクアウトとイートインの両方に対応する。提供するアサイーボウルには、ブラジル産アサイーを使い、果物は極力冷凍を使わず生のフルーツを使うなど、「素材にこだわる」という。
メニューは8種類の定番に加え、ベース・グラノーラ・フルーツ・トッピングを自由に組み合わせられる「オリジナルボウル」(900円~)を用意。「トロピカルボウル」のほか、伊達市で農業を営む祖母の畑で取れた果物を使った「マスカットボウル」(季節限定)も提供する。「福島のおいしい果物の魅力も伝えていきたい」と菊池さん。
今後については、「仙台や郡山での出店も視野に入れた多店舗展開を目指している。そのためにも、まずはこの店をしっかり盛り上げ、たくさんの方にアサイーの魅力を届けたい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~21時。