バー「Cerisier(セリジエ)」(福島市置賜町、TEL 090-7050-6455)が9月26日、福島市置賜町にオープンした。
オープンのきっかけについて、店主の田中さくらさんは「高校卒業後、飲食店でのアルバイトを通じてカクテルと出合い、作る楽しさに魅了されたことがバーに興味を持つきっかけ」と振り返る。「3年ほど前から構想を練り、市内のバーでの修業や相談を重ねた末、オープンに至った。駅前のバーの方々の協力があってこそ、開業することができた」と話す。
店名の「セリジエ」は、フランス語で「桜」を意味する言葉。「自分の名前が『さくら』ということもあり、周囲からのアドバイスを受けて決めた」と田中さん。「看板には舞い散る桜をモチーフにしたロゴをあしらっている」という。
店内は「シックで落ち着いた雰囲気」に仕上げた。インテリアへのこだわりについて、田中さんは「壁紙は真っ黒ではなく、月明かりに照らされた夜をイメージして、少し明るさのある黒を選んだ」と話す。席は、カウンター7席に加えソファ席も用意する。
田中さんの「お薦め」ドリンクは「ソルティドッグ」。福島のまるせい果樹園が手がけるフルーツ入り天然塩を使い、「福島らしい一杯」として提供している。ノンアルコールカクテルやコーヒーなどのソフトドリンクもそろえ、幅広い客層に対応する。「季節によっては、フルーツを使ったカクテルも出していきたい」とも。
主に女性客をターゲットにする同店。田中さんは「友達同士でも、一人でも安心して楽しめる場所になれれば」と話す。「若い世代にもバーを身近に感じてもらい、大人のたしなみとしての第一歩になるような存在を目指したい。バーに敷居の高さを感じている方も、ぜひ気軽に立ち寄っていただけたら」と呼びかける。
営業時間は17時~24時。