新型コロナウイルスによる営業自粛などで売り上げが落ち込む飲食店を応援するプロジェクト「#(ハッシュタグ)福島テイクアウト」を4月2日、福島市内の企業が立ち上げた。
ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどでテークアウトを行っている飲食店の情報を拡散し、福島の飲食業を盛り上げることを目的とした同プロジェクト。立ち上げのきっかけについて「ぐるっと福島」の高橋眞子さんは「自粛ムードが続いていて、福島の飲食業界にも影響が出てきている。外食が自粛されるならテークアウトで応援できないかと思い、テークアウトを行っている飲食店を取り上げ貢献できればと立ち上げた」と振り返る。
同プロジェクトはSNSのハッシュタグ機能を使い、「#福島テイクアウト」のハッシュタグを付け、飲食店が行っているテークアウト情報を投稿する。飲食店側が投稿するはもちろん、実際にテークアウト商品を購入した一般も、店名、メニュー内容などを添えて投稿が可能。
4月9日には公式サイトも公開。翌日にはツイッターで同プロジェクトを見た一般から「#福島テイクアウト」のハッシュタグを付けて投稿した飲食店をまとめたグーグルマップの提供があった。高橋さんは「多くの人が賛同してくれて大変うれしい。SNSへの投稿数も日に日に増えている、地域の皆さんと一緒に盛り上げられれば」と話す。「こうしたプロジェクトで少しでも飲食業界の力になれれば。一般の方もどんどんハッシュタグを付けて投稿して盛り上げてほしい。先が見えない中で私たちができることに努めていきたい」とも。