福島の地域課題解決に取り組む「ふくしま夢実現クエスト」が9月25日、東京都内で行われた。
県の地域振興課が主催し、通称「ふくクエ」と題した同プロジェクト。開催のきっかけについて、「ふくしま夢実現クエスト」事務局の中根さんは「新型コロナウイルス感染症の拡大を機に地方への関心が高まっていることを受け、若い世代が福島と継続的につながるきっかけを作れればと思い開催に至った」と振り返る。「福島へのU・Iターンの促進にもなれば」とも。
同プロジェクトは、課題解決に向けた具体的な取り組みを検討する「ふくクエ応援会議」、実際に県内でフィールドワークを行う「ふくクエ活動」、活動の成果を発表する「ふくクエコンテスト」の3回に分けて行う。1回目となる25日は「ふくクエ応援会議」を行い、「子どもの学びの未来創り」についてディベートしたほか、ゲストスピーカーを招いて講演を行った。
中根さんは「福島は東日本大震災からの復興など、さまざまなことにチャレンジしている。参加者にも『チャレンジ県ふくしま』を感じ取ってもらい、本県に関わり続けてもらえれば」と呼び掛ける。
同プロジェクトは10月30日に「ふくクエ活動」、11月27日に「ふくクエコンテスト」を開催予定。