福島市のパセオ通りに日本茶カフェ「suishoku(スイショク)」(福島市万世町)が1月31日、オープンした。
日本茶を使ったドリンクをメインに提供する同店。これまで週2回ほど他店舗に出店したり、イベントに参加したり、ワークショップを開いたりするなどして店舗を構えず営業してきたという。
オープンのきっかけについて、店主の須田春奈さんは「カフェをオープンすることが夢だったが、コロナ禍であることや良い物件がなかなか見つからず2年がたった。知名度も上がってきたタイミングで良い条件の物件を見つけたので、店を構えることに決めた」と振り返る。
須田さんは「魅力的な街にしていきたいという思いでオープンを目指してきたが、行政の支援はあまり活用できなかった。逆にそれが原動力になり、オープンすることができた」と話す。
同店では日本茶をメインにしたドリンクのほか、スイーツも提供する。ドリンクメニューはテークアウトも可能。「紙カップではなく、器で飲んでもらいたいとずっと思っていた。日本茶は温度や器によって味が変わるので、家庭で飲むときとの違いを感じてもらえれば」と須田さん。「この店が誰かの居場所になり、ゆったり過ごせて気持ちがリセットできる場所にできれば」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~18時。日曜と第1・第3木曜定休。