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福島・中町の呉服店「いわき」、地元に寄り添い240周年

呉服店「いわき」8代目社長の高野仁さん

呉服店「いわき」8代目社長の高野仁さん

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 福島・中町の呉服店「いわき」が今年で240周年を迎えた。

呉服店「いわき」の外観

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 1782年創業の同店。初代の名前から、岩井の「岩」と喜七の「喜」を合わせた「岩喜」(いわき)を屋号とし、6代目の高野常治さんが福島に呉服店を開いた。

 8代目社長の高野仁さんは、「240年呉服店を営んでくることができたのも、地域の皆さまに支えていただき、信頼を積み重ねてきたからこそ今があると感謝している」と話す。

 訪問着、振り袖、小紋や紬着物、着尺類、和装小物類などをトータルにそろえる。「本加賀友禅や京友禅など、各地の商品もそろえ、鮮度も大切にしている」と高野さん。

 着付け教室、食事会、パーティー、旅行企画など着物で参加するイベントも開いているという。高野さんは「かつては普段着として着物を着ていた。日本人の体型や風土、気候に適した装いである着物の良さを知っていただければ。地元の人に寄り添った店でありたい」と話す。

 営業時間は10時~18時30分。火曜定休。
 福島店は11月23日まで、郡山店は今1月27日まで、周年セールを行っている。

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