福島市内の生徒・学生らが企画したチャリティーカフェ「anneau_cafe(あのカフェ)」が12月24日、福島駅東口駅前広場(福島市栄町)の一角で開催される。
福島市内の高校生と大学生が中心となってコーヒーなどを販売し、経費を除いた売り上げの一部を子ども食堂関係団体に寄付する同企画。学生が集まりやすい夏休み・冬休みを中心に活動しており、カフェ出店は今冬で3回目。学生ボランティア約30人が参加している。
ボランティア代表の伊藤真優(まゆ)さん(福島高校2年)は、「この企画のことをたくさんの人に知ってもらうため、インスタグラムのフォロワー数を増やす活動に力を入れてきた」と振り返る。「毎日欠かさず投稿したり、準備の様子を動画で配信したりと、メンバーの意見も取り入れながら試行錯誤している」という。生徒・学生らはインスタグラムでの情報発信を行うほか、パンフレットやポスターを手作りし各所に掲出・設置するなどの広報活動も行っている。
テイクアウトメニューは「ホットコーヒー」(300円)のみ。砂糖やミルクを無料で自由に追加できる。ほかにも、コーヒー豆(100グラム 800円)や、廃棄されるコーヒーで染めた布を使ったトートバッグ(800円)などのオリジナルグッズも販売予定。
生徒・学生らはコーヒーショップ「ブルーマウンテン本店」(南沢又)の協力で、コーヒーのいれ方を教わった。伊藤さんは「研修で飲み比べをして、コクがありながらも後味がすっきり感じられる豆を選んだ。同世代の高校生は普段コーヒーを飲まない人も多いので、この企画の趣旨を知ってもらうのと同時に、コーヒーのおいしさも知ってもらえれば」と意欲を見せる。
開催時間は10時~18時。売り切れ次第終了。