福島市立図書館(福島市松木町)が2月1日、電子書籍の貸し出しサービス「福島市電子図書館」を開始した。
利便性の高いデジタル化の推進を目的とし、コロナ禍による「新しい生活様式」の非接触型サービスとして福島市が始めたもの。
電子図書館は、インターネットでパソコン・スマートフォン・タブレット端末などを使って電子書籍を借りて読むことができるサービス。福島市在住または、福島市内に通勤・通学している人が利用できる。電子書籍の貸し出しは2点まで、貸し出し期間は14日間。
年中無休で24時間利用でき、期限が来たら自動返却される仕組み。文字サイズの拡大、画面の背景と文字色の変更、声読み上げなどの機能もある。
福島市図書館館長補佐兼管理係長の安藤勝章さんは「忙しくて来館できない子育て中の方、ビジネスマン、中高生にも活用してもらえるような選書を行っている。画面の背景と文字色の変更や声読み上げ機能などもあるので、障がいを持つ方にも活用してもらえたら。朗読が収録されたオーディオブックもそろえた」と話す。
「紙の手触りなど、紙の本の良さもある。これをきっかけに図書館に足を運んでいただけたら」と呼びかける。
利用するには、福島市在住の人は図書貸し出し券とオンラインサービスパスワードの発行が必要。福島市外在住で在勤・在学の人は市立図書館本館・西口ライブラリー・子どもライブラリー・学習センター図書室のカウンターなどで通勤・通学先の確認手続きが必要。