旅行代理店「ドルチェツアー福島」(福島市大森、TEL 024-573-5912)が4月18日、福島市大森にオープンした。
社長の齋藤健悟さんは、市内の大手旅行代理店で18年間勤めた経歴を持つ。オープンのきっかけについて、「コロナ禍で旅行業界はかなり落ち込んだ。その時に店が休みになったことで逆に物事を考える時間になった。一度は転職も考えたが、やはり旅行関係の仕事がしたいと思い、独立に踏み切った」と齋藤さん。
社名の由来は「『ドルチェ』はイタリア語で優しい、甘いといった意味。優しく、食後のデザートのように甘く、何年たっても思い出に残る旅を提供するという思いを込めた」と齋藤さん。「旅行会社というと、敷居の高さや入りづらさを感じる人もいるかもしれないが、フラッと入れる店にしたい」とも。
齋藤さんは「小さな旅行会社なので、一人一人のお客さまから親身となって話を聞けるのが特徴。カウンター業務を行うスタッフは添乗員の経験もあり、世界各国と日本中の現地に足を運んでいるため、お客さまの要望に合わせて完全オーダーメードのプランを提案できる」と話す。
今後は「福島商工会議所・青年部で、福島が舞台となったNHK連続小説ドラマ『エール』の誘致活動を行った経験を生かし、コロナ禍でできなかったエールや古関裕而に絡まる『福島再発見ツアー』を組みたい」と意気込みを見せる。