雑貨店「ent(エント)」(福島市大町、TEL 080-4517-3877)2階で5月12日~14日、地元テキスタイル企画会社「わ田や」(丸子)のアパレルブランド「コロモナチューレ」の受注会が開かれる。
約8点のカラーバリエーションと各サイズを用意し、注文を受け付ける。試着可能。
福島の暮らしの中で生まれた作品や食品を販売する雑貨店として、一般社団法人「tenten」が運営する同店。福島県外などから福島に転入した女性のサポート活動やコミュニティー作りに取り組んでおり、コミュニティーに参加する転入女性らが店長・スタッフとなり、商品のセレクトや店舗運営を行っている。
コロモナチューレは、オーガニックコットンと会津木綿のウエアコレクション。「わ田や」が主宰する「コットンプロジェクト福島」によって福島県内で有機栽培された綿花と、オーガニック認証の原綿を日本国内でブレンドして紡績したオリジナルの糸を使っている。綿花の自給率向上への貢献と共に、企画から仕上げまで、地球環境に配慮し、材料ロスを抑えた廃棄負荷の少ない製造を心がけているという。
受注会を開くきっかけについて、同店の浅野聡子店長は「『わ田や』の靴下や手ぬぐいは普段から取り扱っているが、ウエアもあることを知った。コロモナチューレで使っている会津木綿は福島を代表する特産品の一つ。個人的にも普段から愛用していて良さを知っているので、皆さんにもっと知ってほしい。農薬や化学肥料を使わないオーガニックコットンは人にも環境にも優しい。買って使ってもらうことで、作り手や環境への手伝いができるのではと思った」と話す。
受注会では、オーガニックコットンBOX型半袖Tシャツ(8,250円)、会津木綿フレンチブラウス(1万6,500円)、会津木綿ドルマン風チュニック(2万6,400円)などのほか、ワイドパンツ、ワンピース、チュニック、ロングシャツなど約8点のカラーバリエーションと各サイズを用意し、注文を受け付ける。試着可能。一部即売品も用意する。
期間中、「わ田や」代表の渡邊真紀湖さんが在店する。渡邊さんは「皆さんにお披露目できるのがうれしい。エントに『良いものだから広めましょう』と言っていただけたのが大きかった。衣類が畑からできていることを知らない人も多い。福島の農業にも目を向けて大切にしてもらえれば」と話す。
開催時間は10時~16時(最終日は15時まで)。受注品の受け渡しは約2カ月後。