バー「とまり木」(福島市新町、TEL 050-5266-0899)が6月20日、福島・新町にオープンした。
オープンのきっかけについて、店主の齋藤裕(ひろし)さんは「前職で、結婚式場で働いていた時にサービス業に目覚めた。それから、いつかは自分で独立したいと思って市内のバーで修業することにし、7年間の修業期間を経てオープンに至った」と話す。「7年間、いろいろ紆余(うよ)曲折はあったが、コロナ禍が落ち着いてきたこともあって踏み出すことができた」とも。
店名の由来について、「バーテンダーを目指したきっかけが『バーテンダー』という漫画だった。その第1話が『優しい止まり木』というタイトルで、人に寄り添うことができる職業であるバーテンダーとして、店を持つときにはこの名前にすると決めていた」と齋藤さん。
店内は、グレーを基調にバックバーには石タイルを使うことで「シンプルかつシックな、身に余るような空間」という齋藤さんの理想とする空間を表現する。齋藤さんは「バックバーに石タイルを使ったのは内装会社が提案してくれた。私がカウンターに立った時に映えるようにイメージして作ってくれたのが、とても気に入っている」と話す。席数は、カウンター8席、2人がけテーブル1席の計10席。
「お薦め」メニューは「レモネードのカクテル」(800円~)。「以前勤めていたバーでも提供していたオリジナルカクテル。レモンを丸ごと1個使って、お酒と合わせてすりつぶすことでレモンの皮がビターなテイストになり、いいアクセントになっている」という。
齋藤さんは「福島の街なかを盛り上げていく一員となれるように頑張りたい。早い時間から店を開けているので、0次会や早飲みでも利用してもらえたら」と話す。「福島の皆さんの『とまり木』となるような場所を目指して、ゆっくりとした接客を心がけていきたい」とも。
営業時間は16時~翌1時。(日曜は15時~22時)。