居酒屋「田舎の味と旨(うま)い酒 やまと」(福島市置賜町)が7月10日、福島・置賜町にオープンする。
オープンのきっかけについて、店主の半澤佳輝(よしき)さんは「市内を中心にホテルやレストラン、居酒屋などで20年ほど勤めてきた。20年で身につけた自分の力試しをしたいと独立に踏み切った」と話す。「独立は以前から考えていて、40歳までに実現したいと思っていた。今年で40歳を迎えるのも独立に踏み切った要因」とも。
店名の由来について「家業の屋号が『やまと』。業種は全く違うが、自分も商売をするとなった時は愛着のある、この屋号を継ぎたいと考えていた。自分の体が動く限り、この屋号を守っていきたい」と半澤さん。席数は、カウンター8席、6人がけテーブル1席、4人がけテーブル1席の計18席。
「季節ごとの食材を使ったおうちご飯」をコンセプトにする同店。地元の農家や精肉店、鮮魚店から食材を仕入れ、「手作りにこだわった」料理を提供する。半澤さんは「化学調味料は一切使わない。体に良いものを口にしてほしいので、調味料でも刺し身しょうゆや辛みそなど手作りできるものは手作りしている。素朴な味や素材の味を体験してほしい」と話す。
半澤さんは「細く長く続けるのが目標。体の動く限りは続けていきたい。生産者と積極的にやり取りをすることで、料理や店を常に良くしていけるような取り組みをしていきたい」と意気込みを見せる。「『お帰り』と迎え入れるような雰囲気の店にしたい。『ただいま』という気持ちで気軽に入ってきてほしい」とも。
営業時間は17時~24時。日曜定休。