食品ロス削減マッチングサービス「ふくしまタベスケ」を9月1日、福島市が始めた。
店(協力店)と住民(ユーザー)とを食品ロス削減をテーマにつなぐ、フードシェアリングサービスで、現在全国で19の自治体が導入しており、福島県内では初。ユーザー登録すると、福島市内の協力店が出品する、「消費・賞味期限が近い」「商品入れ替えのため在庫を整理したい」「見た目などで規格外になってしまった」「注文予約がキャンセルになった」などの商品を通常価格よりも安く購入できる。ホームページで予約して、店頭で受け取り支払いを行う。協力店は、福島市内に店舗・事業所を持つスーパー・小売店・飲食店・宿泊施設など、食品の販売・製造を行う事業者が対象で、ホームページから登録して無料で利用できる。
福島市はごみの排出量が多く、人口10万人以上の約260都市の中でワースト14位。福島市ごみ減量推進課の須田あいさんは「事業所から出るごみ削減の取り組み。廃棄になりそうなものの販売機会を増やしたり、店頭だけでなくウェブ上で情報を届けられたりするのもメリット。まずは事業所に知ってもらって、登録してほしい」と呼びかける。「このサービスを利用してもらって、食品ロスにも注目してもらい、ごみの減量に協力いただければ」とも。
福島市のホームページから登録できる。