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福島・ラーメン店「らぁめん たけや」が10周年 学生500円・朝営業も

「らぁめん たけや」店主の鴫原健(しぎはら・たけし)さん(右)とスタッフの古関大輝(だいき)さん

「らぁめん たけや」店主の鴫原健(しぎはら・たけし)さん(右)とスタッフの古関大輝(だいき)さん

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 ラーメン店「らぁめん たけや」(福島市早稲町)が10月19日で10周年を迎えた。

外観

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 店主の鴫原健(しぎはら・たけし)さんは福島市出身。ラーメンが好きで県内外のラーメン店勤務を経験し、震災をきっかけに2013(平成25)年、地元・福島に店を開いた。

 オープンから10年がたち、鴫原さんは「一本の竹から根っこを伸ばし、竹やぶのようにお客さまに囲まれたいというイメージがあった。当時、学生だったお客さんが大人になって来てくれて感慨深い。経営の危機もあったが、お客さまに喜んででもらいたくて、『らぁめん』のチャーシューを大きいサイズにリニューアルしたり、朝営業を行ったり、テイクアウトできるもつ鍋の素やスープを販売したりと、試行錯誤しながらやってきた。勉強になった10年だった」と振り返る。

 店内は和風の内装で、壁面には開店当初に鴫原さんがDIYで装飾した竹をあしらう。席数は、カウンター15席、4人がけのテーブル1卓、2人がけのテーブル2卓。

 メニューは、ラーメンをメインに焼き飯やアルコール類を提供する。大きいチャーシューをのせた「らぁめん」と「焼き飯」をセットにした「たけやセット」(1,000円)と「学生らぁめん」(500円)が「よく出る」という。麺(めん)は低加水の細麺で、羽田製麺にオリジナルで特注したもの。スープは伊達鶏と福島県産のしょうゆを使っている。「お客さまに早く提供できるよう、細麺にしている。スープは伊達鶏をじっくり煮込んでいる。大きいチャーシューは好評」とも。「自分もそうであるように、ラーメンはその時の思い出と共に残るもの。子どもや学生に夢を与えたい。当初の価格のまま、学生は『らぁめん(700円)』を500円で食べられる」と鴫原さん。

 今後については、「現在も行っているが、保育園や高齢者施設でラーメンを振る舞うなど、社会貢献にも力をいれていきたい」と話す。「時代や、お客さまの要望に合ったサービスを提供したい。ラーメンだけにとらわれず、お客さまもスタッフも笑っていられるようなことをやっていきたい」と鴫原さん。

 営業時間は7時30分~13時30分(土曜・日曜は10時~)。月曜定休。

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