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福島駅周辺で「グラレコふくしま」 小学生らが飲食店など記録、ポスターに

来場を呼びかけるふくしまの元気委員会・委員長の加納総一郎さん(右)

来場を呼びかけるふくしまの元気委員会・委員長の加納総一郎さん(右)

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 福島駅周辺の店などを小学生と大学生が訪れグラフィックレコーディング(以下、グラレコ)で記録するイベント「グラレコふくしま!」が9月24日、行われた。

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 開催のきっかけについて、ふくしまの元気委員会・委員長の加納総一郎さんは「最近、若者たちの福島への郷土愛が失われつつあるので、魅力を発見できる機会を作りたいと思った」と話す。「コロナ禍で交流の減った小学生と大学生が交流できるようにもしたかった」とも。

 グラレコとは、絵と文字を用いて記録する手法のこと。加納さんは「まちを歩くだけでなく、絵を描き、発表し、ポスターになる体験を通して見聞を広めてほしいと考えた」と話す。

 当日は、小学生26人と大学生9人が参加。講師であるグラフィックレコーダーのとんぷさんに指導を受けた後、福島駅周辺でグループごとにフィールドワークを行った。訪れた飲食店や雑貨店、神社などを絵と文字で記録し、街なか交流館で互いに発表し合った。最終的に、発表内容をとんぷさんが1枚のポスターにまとめた。

 参加した小学生からは「面白かった」「知らない店にも行けて良かった」などの声が聞かれた。大学生は「小学生と交流できて楽しかった」「言葉だけでは表しにくい雰囲気も、グラレコを通して表せた」と話す。

 加納さんは「子どもたちに福島の魅力を分かってもらえたと思う。福島を好きになった子どもたちによって、地域が発展していけば」と話す。

 ポスターは街なか交流館や福島市役所8階に展示している。

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