居酒屋「酒くれや こう野(しゃくれや こうの)」(福島市置賜町、TEL 024-502-7146)が5月9日、福島市置賜町にオープンした。
オープンのきっかけについて、店主の香野仁(ひとし)さんは「東京で約4年、福島で17年ほど料理人を務めてきた。上京する時から地元で自分の店を出したいと思っていて、昨年ついに前職を退職し、オープンに踏み切った」と話す。
店名の由来について「自分のあごがしゃくれていることから『しゃくれ』。『しゃ』を『酒』にしたのは居酒屋とおしゃれをかけた。知り合いから店名の画数がいいと聞き、これしかないと思って決めた」と香野さん。席数は、カウンター6席、6人がけテーブル2卓の計18席。
県産の日本酒と海鮮料理を中心に刺し身と握りを提供する同店。香野さんは「前職で板前をしていた経験を生かして海鮮料理にはこだわっている。海鮮料理を合わせて、福島のおいしい日本酒を楽しんでほしい」と話す。
「お薦め」メニューは、「日替わり海鮮(刺し身・握り)」(時価)と「えびぷりチリマヨあえ」(850円)。「『えびぷりチリマヨあえ』は東京で修業していた時のメニュー。同じ店舗で修業してきた仲間が、独立後に自分の店で提供しているメニューでもあって自分でも提供できることがうれしい。自分の下積み時代の味を楽しんでいただければ」と香野さん。
オープンを迎え、香野さんは「独立前から世話になってきた人たちが、内装から、空調、設備まで、オープンまでの準備を手伝ってくれた。多くに人に支えられてようやくオープンすることができた。そうした応援してくれる人たちに恩返しができるように営業していきたい。そして、今後もつながりを大切にしていきたい」と話す。
営業時間は17時~24時。日曜・第3月曜定休。