そば店「ひとき自楽(じらく)」(福島市笹谷、TEL 090-3360-3771)が6月12日、福島・笹谷にオープンした。
店主の佐藤浩史(ひろし)さんは約30年、会社員として勤めていた。オープンのきっかけについて、「40代前半に50歳までに個人事業主として独立したいと考えた。2年前に脱サラし、独立に向けて市内のそば店で修業させてもらい、その後の準備期間を経て、ようやくオープンすることができた」と振り返る。
店名の由来について、佐藤さんは「『人々に喜んでいただき、自分たちも楽しむ』という言葉から名付けた。以前勤めていた会社の社長の言葉で、今でも大切にしている言葉」と話す。「修業時代に世話になったそば店『そば処 どう楽』から『楽』の一文字を取っている」とも。
佐藤さんの「お薦め」メニューは「十割そばと天ぷら盛り」(1,490円)と「煮込みカツ丼」(930円)。「そば粉は、北海道産の牡丹(ぼたん)そば粉を使っている。香りが強く、歯応えとのど越しに特徴がある。天ぷらや丼物にもこだわっている。全てに満足して帰ってほしい」と佐藤さん。席数は、カウンター5席、2人がけテーブル5席の計15席。
オープンを迎えて、「これから第二の人生がスタートする。『どう楽』の師匠をはじめ、多くの人に支えられてオープンを迎えることができたことに感謝し、自分自身楽しみながら店を営んでいきたい。お客さまにはこだわりのそばを楽しんでいただきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は、ランチ=11時~14時。ディナー=17時~21時。月曜・第3火曜定休。