飲食店「食堂たまちゃん」(福島市新町、TEL 024-563-3738)が1月14日、福島市新町にオープンした。
店主の鈴木ちはるさんは、市内の保育園で給食調理師として約5年半勤めた経歴を持つ。オープンのきっかけについて、鈴木さんは「保育園で子どもに『おいしかった』と声をかけてもらうのがやりがいだった。それと同時に、働いている親御さんは普段ご飯をどうしているのだろうとコロナ禍に疑問を持った。今後は大人を元気にするご飯を作りたいと思い、オープンに踏み切った」と話す。
「皆が元気になるご飯」をコンセプトに、福島県産の食材にこだわった料理を提供する同店。メニューは「週替わり定食」「季節限定メニュー」のほか、水曜限定で「アジア飯」(以上1,000円)を提供。「米は、『OBAMAI有機農園』の県産コシヒカリを使っており、毎朝店内で精米したものを提供している。精米したての米は、米本来の香りと甘味を感じることができる。ぜひ味わってほしい」と鈴木さん。「栄養バランスを考えて、なるべく野菜を取り入れられるようにしている。健康におなかいっぱい食べてほしい」とも。
オープンを迎えて、鈴木さんは「オープン準備は大変だったが、子どもたちに提供していた時同様、『おいしかった』と大人に言ってもらえるのが励み。今後は、会議の時など、さまざまなシーンで食べてもらえるように弁当の提供もしたい」と意気込みを見せる。「働く人の昼ご飯が少しでも豊かになれば」とも。
営業時間は11時~15時。日曜定休。