
自家焙煎(ばいせん)のコーヒーを提供するコーヒースタンド「SAKAMOTO COFFEE(サカモトコーヒー)」(福島市五月町)が3月7日で10周年を迎えた。
店主の山岡嗣弥(つぐや)さんは大学卒業後、会社員として3年間勤めた後、学生時代からの夢だったコーヒー店の開業に向け、喫茶店やカフェなど、さまざまな飲食業に従事しながら開業準備を進めてきたという。
山岡さんは「結婚を機に、妻の故郷である二本松に移住した。最初は、金谷川にあるコンテナカフェで間借り営業しながら、テナント探しなど開業に向けた準備を進めていた。ようやく今の物件と巡り合い、10年前に開業することができた」と振り返る。
自家焙煎の豆で「エスプレッソ」(380円)、「ハンドドリップコーヒー」(440円~)、「カフェラテ」(480円~)を提供する同店。「自家焙煎を始めたのは5年前。コーヒー店を営む人間として、憧れであり、ずっとやってみたかったこと。店内ではコーヒー豆も販売している」と山岡さん。「カフェラテは特に自信のあるメニュー。コーヒー感がありながら、苦みと酸味を抑え、甘みがしっかりとある口当たりのいいカフェラテを目標に提供している。普段はコーヒーしか飲まない人でも飲んでみてほしい」とも。
10周年を記念して、3月8日には「記念祝賀会」を開いた。「10周年を迎えるまでに世話になった人に感謝を伝える場を設けたかった。当日は100人以上が集まってくださり、(これまで)支えられてきたことを改めて実感した」と山岡さん。
山岡さんは「来てくれる人がいるから今日まで続けることができた。お客さまに改めて感謝したい。今後は店舗営業と焙煎の仕事をスケールアップできるように動いていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は9時30分~18時。日曜定休。