
「みんなのカフェ あんさんぶる」(TEL 024-511-8570)が3月24日、福島市民センター(福島市五老内町)内にオープンする。
「地域の子どもからお年寄りまで、誰もが出会い、憩える場所」がコンセプトの同店は、障害者の就労支援を行うNPO法人「共生社会ふくしま」(飯坂町)が運営する。
オープンのきっかけについて、理事長の舟山信悟さんは「震災前、市役所の庁舎を建て直す時には、障害者が働く場所を作ってほしいという話をもらっていた。震災後、庁舎の建て直しの延期と共に話は止まっていたが、今回、福島市民センターのオープンが決まった時に改めて相談を受けた。障害を抱える方や就労支援が必要な方が活躍できる場所としても機能できればと思い、オープンに踏み切った」と話す。
メニューは「コーヒー」(400円)、「カフェラテ」「レモネード」(以上500円)などのドリンクのほか、「ナポリタン」(800円)、「クロワッサンサンド」(500円)などのフードメニューも提供する。「クラウンドファンディングで支援いただいて購入したジェラート製造機を使って提供する『ジェラート』(300円)もお薦め。地元の農家や福祉施設と連携し、ロス野菜や地元の新鮮な食材を使ったメニューを提供する。ぜひ食べてほしい」と舟山さん。
3月17日~21日の4日間、プレオープン営業をする同店。「ジェラート」(300円)をプレオープン期間内は100円で提供。舟山さんは「クラウンドファンディングで支援いただいた方、オープンまで協力いただいた行政職員、業者の方、地元の皆さんに感謝を伝え、今後の意気込みをお披露目する場としたい。気軽にお越しいただければ」と呼びかける。
営業時間は10時~17時。土曜・日曜定休。