肉料理店「スズノヤ」（福島市置賜町、TEL 070-5622-1129）が4月7日、福島・置賜町にオープンした。

　店長の紺野透（とおる）さんは、福島市内のステーキハウスやレストラン、バルなどで約40年にわたり料理人として勤めた経歴を持つ。オープンのきっかけについて、紺野さんは「前職場で親交のあった常連客から、フリーになったタイミングで一緒にやらないかと声をかけてもらった」と話す。

　紺野さんが得意とする肉料理に加え、店主の趣味であるジビエ肉を提供する同店。「ジビエは北海道産のエゾジカや熊、秋田産のウサギ、福岡や大分など九州産のイノシシを使っている。仕入れ状況に応じて週替わりで提供するので、いつ来ても楽しんでもらえる」と紺野さん。席数は、カウンター8席、4人がけテーブル3卓の計20席。

　看板メニューは「国産牛ヒレとフォアグラのロッシーニ」（4,500円）。「ディラ酒を使った甘苦いソースが、ヒレ肉とフォアグラのうまみを引き立てる。ぜひ一度食べてほしい」と紺野さん。ステーキメニューには「国産牛ヒレ」（2,800円）や「国産牛サーロイン」（2,600円）も並べる。

　オープンを迎え、紺野さんは「ジビエは臭みや硬さのイメージがあるかもしれないが、質のいいものは違う。珍しい料理に興味がある人や、初めての人にもぜひ味わってほしい」と話す。「まず1年間しっかり営業し、福島でもジビエの魅力を伝えていきたい。アットホームな雰囲気で、誰でも気軽に立ち寄れる店を目指したい」とも。

　営業時間は16時～24時。日曜定休。