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福島に福祉施設「みらいパーク」開業へ 障害児・闘病児を持つ家族を支援

夏祭り開催時のボランティアスタッフ

夏祭り開催時のボランティアスタッフ

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 一般社団法人「みらいの光」(福島市方木田)が現在、障害児や闘病児を持つ家族を支援する福祉施設「みらいパーク」(福島市松川)を開業準備している。

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 同法人は2023年8月に活動をスタート。ジビエを使ったドッグフード「LUCE(ルーチェ)」の製造・販売を行い、製造プロセスでは、障害児を持つ保護者をターゲットに有償ボランティアとして作業できる環境を提供している。

 みらいパークは建物は平屋で、延べ床面積は約85平方メートル。ドッグフードの製造を行うキッチンや親子が一緒に過ごせるスペースのほか、ジビエ料理を提供するレストランの設置を予定している。「提供するジビエは、実際に自分たちの目で解体と肉処理施設等を確認し、技術を持った施設で処理されている。安心して口にしてもらえるように取り組んでいる」と代表理事の加治浩子さん。「キッチンの壁が一部ガラス張りになるので、保護者は子どもの様子を見ながら作業することができる。通所する方の安心感につなげたい」とも。

 加治さんは「障害児を持つ家庭に限らず、困っている家庭の支援をする施設が、もっと全国に広がってほしい。みらいパークがその第一歩になれば」と思いを語る。「福島だけでなく、日本には障害児とその家族への支援が少ない。保護者が自由に働きながら子どもたちが安心して過ごせる施設を作りたいと思った」と加治さん。「保護者同士が情報交換や悩みを相談できる場にもなれば」とも。

 現在、クラウドファンディングで支援を呼びかけている。目標金額は1,000万円。集まった資金は工事費用や厨房機器の購入費などに充てる。11月10日まで。施設は2025年1月の完成を目指す。

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