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福島・置賜町に「お好み鉄板焼き 海坊主」 大阪育ちの店主、関西弁交え接客

来店を呼びかける店主の工藤成人さん

来店を呼びかける店主の工藤成人さん

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 飲食店「お好み鉄板焼き 海坊主」(福島市置賜町、TEL 024-521-8287)が福島市置賜町にオープンして、6月3日で3カ月がたった。経営は「日本セキュリティシステム」(小倉寺)。

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 店主の工藤成人(なりと)さんは大分生まれ、大阪育ち。飲食業やさまざまな仕事を経て、東日本大震災後に除染・土木作業のため福島へ移住。復興に関わるうち「このまちに根付こう」と決意し、長年の夢だった飲食店開業に踏み切った。

 出店のきっかけについて、工藤さんは「定年後を考えていた時に、警備の仕事を通じて出会った社長に背中を押された。『長年の夢をかなえてみないか』と声をかけてもらい、決意が固まった」と工藤さん。席数はカウンター10席。

 店名の由来について、工藤さんは「一度聞けば忘れない名前を店名にしたいと考えている時に思い付いた。語感も良く、私の風貌ともマッチしているので気に入っている」と話す。

 「お薦め」メニューは「すじ煮込み」(680円)。具材を提供前に鉄板で焼き上げることで香ばしさが加わり、大きめにカットした具材の食感も楽しめる。その他にも「豚玉」「イカ玉」「エビ玉」(以上980円~)や、エビ・イカ・豚・ホタテを盛り込んだ「海坊主スペシャル」(2,480円)なども提供。モダン焼きも用意する。

 開店から3カ月を迎えて、工藤さんは「常連さんだけでなく、新規のお客さまが明らかに増えている。関西弁を交えた会話も少しずつ地域に溶け込み、酔ったお客さまが関西弁で返してくれるようになってうれしい」と話す。

 今後については、「この場所が街のにぎわいづくりに役立てば。祭りやイベントにもぜひ協力したい」と話し、テイクアウトの活用や子ども連れ・年配客まで幅広い層に親しまれる店を目指す。「福島に粉もの文化を広げたい」と意気込みを見せる

 営業時間は17時~24時。日曜・第3月曜定休。

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