
ラーメン店「福麺 春美(はるみ)」(福島市置賜町)が7月9日、福島市置賜町にオープンする。
店主の井上豪(ごう)さんは会津若松市出身。幼少期から、ラーメン好きな祖父と一緒に北海道や東北地方のラーメンを食べ歩いていたという井上さん。高校生の時にラーメン店を開くことを決意し、食に関する大学に進学。卒業後は関西や会津若松のラーメン店で10年以上経験を積み、独立オープンに至った。店名は祖父・春美さんの名前に由来する。
場所は旧「山形そば清水ビル店」跡。シンプルで清潔感のある内装に仕上げた。席数はカウンターのみ8席。
主なメニューは「焦がししょうゆらぁ麺(めん)」(950円)で、鶏と豚を使った、白濁スープをベースに、油、ニンニク、魚介系食材、しょうゆダレを香ばしく焦がしたタレを加えるのが特徴。「歯切れよく、パツパツとした食感を楽しめる」という細麺を使う。ほかにも、替え玉にあらかじめ味を付けて提供する「和(あ)え玉」は「豚油」「焦がしネギ」「さんしょう」(以上350円)、「肉みそ」(400円)をそろえる。チャーシューは火入れにこだわったという。「香りが立って、うまみの凝縮感がある味わい。味変できる和え玉も楽しんでほしい」と井上さん。
井上さんは「ここで食べて、午後から頑張れるラーメンを作りたい。サラリーマンや学生、地域の人に長く愛される店になれれば。食べたことのない面白い味を提供したい」と話す。
営業時間は、11時~14時、17時30分~19時30分(日曜・月曜は14時まで)。火曜定休。