飲食店「Dan.n（だん）」（伊達市岡前）が7月6日、伊達市岡前にオープンする。

　同店を立ち上げるのは、東京で飲食店経験を積んだ店主・土屋直人（なおと）さんと店長・茂木乃斗（ないと）さんの2人。オープンのきっかけについて、土屋さんは「茂木とは20歳の頃に知り合い、『いつか一緒に地元で店をやれたら』と話していた。独立のタイミングを探る中で現在の物件と出合い、茂木を誘い、本格的な準備が動き出した」と振り返る。

　「駅前での出店も考えていたが、この建物に出合ったことで厨房とバーカウンターを分けた今のスタイルが固まった」と土屋さん。店内について、「デザインは外部に依頼せず、自分たちが中心となって仕上げた。地域になじみつつも新しさを感じられるよう、暖色照明や木材の質感にこだわった」と話す。席数は、テーブル、カウンター、ソファ席を含めて54席。

　メニューは和食をベースに洋の要素も取り入れた構成で、季節や地元の食材を生かすのが特徴。炭火焼きにして伊達鶏を提供するほか、地元農家・仲買とのつながりを大切にして仕入れるなど、地域との関係性も意識しているという。

　オープンを迎え、茂木さんは「飲食店ではあるが、料理やお酒だけでなく、空間やスタッフとのやり取りも含めて楽しんでもらえたら」と話す。

　営業時間はランチ＝11時30分～15時30分。ディナー＝17時30分～22時30分。水曜定休。