
ドライヘッドスパ専門サロン「Petit Repos ~de tete~(プチ・ルポ ドゥ・テテ)」(福島市霞町、TEL 090-8163-3697)が10月6日、福島市霞町にオープンした。
店主の渡辺祐子さんは仙台の美容専門学校を卒業後、美容師として約5年間勤務。しかし、薬剤や水による手荒れが悪化し、やむなく美容師を辞めることに。「40歳を機に、もう一度美容に関わる仕事がしたいと思った」と振り返る渡辺さん。美容師時代にシャンプー中のヘッドマッサージが好評だった経験と、ドライヘッドスパとの出合いが重なったことで、開業を決意したという。
店舗を持つきっかけは、知人のSNS投稿で空きテナントの存在を知ったこと。内見に訪れた際、建物名が「プティさくら野」であったことに驚いたという。既に使っていた店名「プチ・ルポ」との偶然の一致に「これは運命だと感じた」とも。
開業前は、1年半にわたり訪問専門での施術を続けていた。「子育て中の母親が、子どもを気にせず休める時間を届けたい」との思いから、折り畳みベッドを車に積み、自宅まで赴いて21時ごろに施術する日もあったという。
店名の由来について、渡辺さんは「Petit Repos ~de tete~」はフランス語で、「頭の小さな休息」を意味する。「頭を緩めることで、心も体も緩む。そんな体験を届けたいとの思いを込めた」と話す。
施術は全てオールハンドで、水やオイルは使わない。髪をぬらさず、着替えも不要のため、「仕事帰りや家事の合間にも通いやすいのが特徴」だという。メニューは、「リフレッシュコース」(30分、3,300円)、「スタンダードコース」(60分・デコルテ付き、6,600円)、「プレミアムコース」(90分、9,900円)の3種類を用意する。
今後の目標について、渡辺さんは「頑張っている人に、小さくても確かな癒やしを届けたい。口コミや紹介で広がっていくようなサロンを目指したい」と意気込みを見せる。
完全予約制。不定休。