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福島・永井川に洋菓子店「お菓子工房 森のうさぎさん」 雑貨も販売

洋菓子店「お菓子工房 森のうさぎさん」店主の井間飛鳥さん

洋菓子店「お菓子工房 森のうさぎさん」店主の井間飛鳥さん

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 洋菓子店「お菓子工房 森のうさぎさん」(福島市永井川、TEL 050-8888-5070)が10月23日、福島市永井川にオープンした。

地元産フルーツを使った「季節のタルト」(630円)

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 同店は、かつてパンとケーキの店「ポワール」があった場所。店主の井間飛鳥(あすか)さんは「高校生の頃によく立ち寄っていた。まさか自分が、この場所で店を開くとは思っていなかった」と振り返る。幼少期からお菓子作りに親しみがあり、「ケーキ屋になりたい」との思いで、明成高校食品科学科に進学した。卒業後、市内や郡山の洋菓子店で経験を積み、道の駅や個人店の立ち上げにも関わる中で「自分の思い描く店を開きたい」との思いを強くしたという。

 店舗面積は58.78平方メートル。店内は木調の家具に、ホワイトや淡いイエロー、グリーンをアクセントにしたナチュラルな雰囲気に仕上げた。

 商品は、フィナンシェやクッキーなどの焼き菓子のほか、プリンやパンナコッタなどの生菓子、ショートケーキや季節のタルトなどのケーキを並べる。「お薦め」は、「ザクザクとした食感と小麦の香りが特徴」という月舘産小麦を約50%使った「シュークリーム」(260円)、山形・ウフウフガーデンの「紅花たまご」を使った「プリン」(280円)、地元産フルーツを使った「季節のタルト」(630円)など。井間さんは「農園でのアルバイトをきっかけに、規格外の農作物の存在を知った。つながりのある農家から規格にかかわらず仕入れ、それぞれに適した使い方を心がけている」とも。

 店のロゴは、福島県在住のイラストレーター・森山しなこさんが手がけた。きっかけは、井間さんが市内の書店で森山さんの作品に出合ったこと。「いつか店を開いたら飾りたいと思っていた。開店を決めた時、思い切ってロゴをお願いしたところ快く引き受けてくれた」と話す。ロゴには、井間さんが現在飼っているウサギと、以前飼っていたウサギ、草花やケーキのモチーフも描かれている。店内では森山さんのポストカードや、ウサギをテーマにした雑貨も販売する。

 「心を元気にできる、地元に愛される店になれたら。ゆくゆくはカフェ営業もできれば」と井間さんは展望を描く。

 営業時間は11時~18時。日曜~火曜定休。

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