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福島の飲食店「味乃 桃の井」が55周年 先代の教え守り震災乗り越え

「できることをコツコツと誠実に続けていきたい」と、店主の桃井さん

「できることをコツコツと誠実に続けていきたい」と、店主の桃井さん

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 海鮮や焼き物を中心に提供する「味乃 桃の井」(福島市置賜町)が10月6日で55周年を迎える。

先代・清さんの教え「誠実一路」は「お客さまを第一に、自分の都合で動かない」の意味が込められている

 1965(昭和40)年10月6日、福島市置賜町の仲見世(現パセナカミッセ)にオープンした同店。2000(平成12年)に現在の場所へ移転し、2010(平成22)年に店主の桃井優吉(まさよし)さんが2代目として引き継いだ。

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 桃井さんは、店を引き継いだ半年後に東日本大震災を経験。店も被災し、外壁にひびが入るなどの被害を受けた。桃井さんは当時を「予約も全てキャンセルになり、水も出ない状況だった」と振り返る。桃井さんは父であり先代の清さんの「誠実一路」の教えの下、募金を集め、避難所や仮設住宅で炊き出しなどのボランティア活動を行った。「県内外の常連客の皆さんが募金に協力してくれた」という。

 55周年を記念し、7日~12日に創業祭を行う。期間中、同店初となる飲み放題(2時間30分)を予定。「ゆっくりとお酒や料理を楽しんでもらうため、この時間にした」という。創業祭のメニュー(食事+飲み放題)は7,500円で要予約。

 桃井さんは55年目に向け、桃井さんは「店の中だけではなく、表に出て攻める気持ちが大切。それを大切にしていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は17時~23時。日曜・祝日定休。

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