福島県立美術館(福島市森合、TEL 024-531-5511)で3月26日より、「東日本大震災復興記念 伊藤若冲展」が開催される。25日、内堀雅雄福島県知事や木幡浩福島市長をはじめ来賓や団体関係社など180人が参加し開会式が行われた。
同展では、全国の美術館や博物館、寺社、個人所蔵の作品に海外美術館所蔵作品を加えた約100点を展示する。主な展示作品は「蓮池図」(西福寺=大阪府豊中市、重要文化財)、「百犬図」(個人蔵)、「象と鯨図屏風」(MIHO MUSEUM)、「菊花図」(デンバー美術館)、「老松鸚鵡図」(個人蔵)。
テープカットにも参加し、作品を鑑賞した福島県立東高校の美術部員の藤田さん(1年)と佐藤さん(2年)は「白黒の彩色技術でも、羽の一枚一枚がしっかりと描かれており、動物は自然体で生きているようだった」と話す。
同館関係者は「若冲の作品がこれだけ多く集まる機会はなかなかないので、多くの方に見に来てほしい」と呼び掛ける。
開館時間は9時30分~17時。月曜休館(4月29日と5月6日は開館)。観覧料は、一般=1,500円、学生=1,100円、高校生以下無料。5月6日まで。