写真家、故・秋山庄太郎が「福島に桃源郷あり」と称え、福島市が全国に誇る花の名所「花見山公園」(福島市渡利)とその周辺の美しい景観を、地元の花木農家が「きれいな花をたくさんの人に見に来てほしい」と一般公開するようになってから今年で60周年を迎える。昨年は15万人の来園者が訪れた。
福島市のソメイヨシノの桜開花予想は4月2日とされているが、花見山の桜は2日ほど遅れる見込み。今は、山茱萸(サンシュユ)や日向水木(ヒュウガミズキ)が満開を迎えており、東海桜や十月桜、オカメ桜や彼岸桜が咲き始めている。
ボランティアの「ふくしま花案内人」の活動も今年で15周年。案内人の松崎さんは「毎年同じ景色はないので今年はどんな景色を見せてくれるか楽しみ。たくさんの人に見に来てほしい」と呼び掛ける。
花見山の交通規制は3月30日~4月21日の7時~17時。期間中、福島駅からシャトルバス「花見山号」が毎日運行される。運賃(片道)は、大人=250円、小人=130円。福島駅東口から9時~15時30分、約30分おきに運行する。