福島市の求人広告代理店「梛(なぎ)」(福島市宮下町)が、市内の企業など約600社・団体へマスク1万2000枚の配布を始めた。
大手求人広告サイトと提携して求人情報の掲載や民間のハローワークとして職業紹介を手掛ける同社。マスク配布のきっかけについて、社長の今野暁光さんは「会社を設立して4年。その間に世話になった企業や関わりのある飲食店などへ恩返しの意味を込めて配布しようと思った」と振り返る。
4月24日には、伊達の認定こども園「伊達こども園」(伊達市中道)にマスク500枚を寄付。「この状況でマスクを寄付してもらうのは申し訳ないという声も頂いたが、喜んでもらえて大変うれしい」と今野さん。「今できることをしようと思う。企業や企業で働く人のサポートができれば」とも。
今後は飲食店などを中心に配布予定。