福島市の和食料理店「絹の里」(福島市松川町下川崎西原)が創業30年、系列のバウムクーヘン店「樹楽里(きらり)」(同)が創業10年を迎える。
両店を経営する「丸福織物」の斎藤副社長は「両店とも地域の食材を使い、地域に根付いて営業してきた」と振り返る。特に「樹楽里」については「オープンから半年後に東日本大震災が起きたので、感慨深い」とも。
「絹の里」は福島産の食材を使った和食料理を基本とし、釜飯やそば、福島産の牛肉などを提供。「樹楽里」も福島産の米にこだわり、米粉を使ったグルテンフリーのバウムクーヘンを販売している。
29日で10周年を迎える「樹楽里」に合わせ、12月8日で30周年を迎える「絹の里」でも記念イベントとして今月18日~27日、抽選会を行う。両店で食事または買い物をした客が対象で、食事券やバウムクーヘンが当たる。
斎藤副社長は「これからも地元食材にこだわり地産地消を目指す以外にも、観光客へも発信していければ」と意気込みを見せる。
営業時間は、絹の里=11時~15時・17時~20時30分、樹楽里=10時~18時30分。