自家栽培した大麦やホップを原料に使ったクラフトビールの醸造所「Yellow Beer Works」(福島市大笹生)が9月26日、福島・大笹生にオープンする。
同市内で稲作を営む「カトウファーム」が経営する同店。ビール造りのきっかけについて、店主の加藤絵美さんは「東日本大震災後、自分が福島でできることは何かを考える中で、いろいろな出会いから南相馬でも米作りを始めた。そのころにおいしいクラフトビールに出合い、原料となる大麦やホップを南相馬で作ろうと考えたことから始まった」と振り返る。
県のオリジナル水稲品種「天のつぶ」を原料に使ったビールなど、常時3~6種類のクラフトビール(500円~)を提供する。再利用できるオリジナルの瓶を購入することでテークアウト(1,500円~)にも対応。
「ホップの香りが華やかで、ビールが苦手な人でも飲みやすいのが特徴」と加藤さん。「今後は福島の野菜も使った遊び心のあるビールを作っていきたい。農業の可能性を広げるためにも、農家が作るビールとして発信していければ」と意気込みを見せる。
営業時間は15時~18時(土曜・日曜は11時~)。月曜~木曜定休。